

2018年の様子




演目のご案内
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狂言 鬼瓦(おにがわら)
裁判のため、京都に単身赴任の遠国の大名が訴訟に勝ち、そのお礼参りに、因幡堂にやって来る。勝訴もこの薬師如来のお蔭と感謝し、国許へ帰ってこの御堂を移そうと隅々を見てまわる。大屋根の厳めしい鬼瓦が国許に残した女房の顔にソックリに見え、早く会いたいと大名は大泣きをする。太郎冠者が帰国をすればまもなく会えると慰めると、大名も気を取り直し二人で大きく笑う。
能 羽衣(はごろも)
三保の松原に住む漁師白龍は、松の枝に掛かった美しい衣を見つける。家宝にするため持ち帰ろうとした白龍に天女が現れて声をかけ、その羽衣を返すよう頼む。白龍は、はじめ返そうとしなかったがあまりに悲しそうな天女の姿に心を動かされ、天女の舞を見せてもらう代わりに、衣を返すことにする。羽衣を着た天女は、月宮の様子を表す舞いなどを見せ、さらに春の三保の松原を賛美しながら舞い続け、やがて富士山の彼方へと舞い上がり、霞にまぎれて消えて行く。
第六回 阿佐谷薪能
◆狂言 鬼瓦
◆能 羽衣 和合之舞



