第九回
阿佐谷薪能
2026年5月9日(土)
17時半開場 18時開演(予定)
阿佐ヶ谷神明宮能楽殿
特別出演
【人間国宝・杉並区名誉区民】
狂言方大蔵流
山本 東次郎
出演者プロフィール

阿佐谷薪能とは
阿佐谷薪能は、平安時代に起源を持つ神事・仏事としての薪能(たきぎのう)の形式を踏まえ、能・狂言を野外で上演する公演として、毎年5月に阿佐ヶ谷神明宮の野外能楽殿にて実施している行事です。篝火(かがりび)を焚き、夜間の屋外空間で上演される薪能は、屋内能楽堂とは異なる上演環境のもとで行われる伝統的な能楽の形態の一つです。
本公演は、地元有志により構成された実行委員会「あさがや能・狂言の会」が主催しています。同会は2017年(平成29年)に発足し、日本の古典芸能である能・狂言に触れる機会を地域につくることを目的として活動してきました。伝統文化に内在する精神性や美意識を地域で共有することを通じ、教育的・文化的な側面から地域に寄与することを活動の趣旨としています。
阿佐谷薪能では、重要無形文化財保持者であるシテ方観世流・小早川修氏を中心に、能楽の各流派を代表する能楽師を迎え、阿佐ヶ谷神明宮の野外能楽殿にて上演を行っています。薪能は、野外能楽殿という特定の舞台条件を必要とする公演形式であり、恒常的に薪能を実施できる野外能楽殿は全国的にも限られています。
また、本公演の開催に合わせ、地域の小中学生を対象とした無料稽古を行い、公演第二部において子ども仕舞を披露する機会を設けるなど、次世代への継承を意識した取り組みも行っています。







演目のご案内
演目のご案内
第九回 阿佐谷薪能
◆狂言 素袍落
◆能 自然居士
狂言 素袍落(すおうおとし)
伊勢参りを思い立った主人は、かねてより参詣希望のあった伯父を誘うために、召使(太郎冠者)を遣いに出す。伯父には生憎先約があって同行は出来ないものの、折角訪ねて来た太郎冠者に対して門出の祝いと酒を振舞い、自分の代参を頼んで引出物の素袍を託す。振舞われるままにすっかり酔いの回った太郎冠者は、やがて支離滅裂な状態となって・・・。いろいろ述べ、言い逃れをしようとするが…
能 自然居士(じねんこじ)
自然居士が 説法を行っていると少女が両親の追善供養のため小袖を居士に捧げる。そこへ人買いが現れ少女を連れ去る。実は少女は小袖を引き換えに人買いに身を売ったのだった。 居士は少女を救おうと男たちを追いかける。琵琶湖で追いついた彼は漕ぎ出した船に乗り移り小袖を返して少女を取り戻そうとする。 テコでも引かぬ決意に持て余した人買いは困惑し、返す条件として様々な芸を居士にさせる。そして無事に少女を取り戻し共に都へと帰るのだった。





